前日13時から搬入。前回が大阪だったので忘れ物をしても最悪戻ればいいやというかなり気楽な気持ちでpootleへ。着いて思ったのは
「うわっ、私の展示スペース、広すぎ…!?」
記憶より広い。壁も高く大阪の4倍くらいスペースがある。元々巡回展の予定だったが大阪に来てくれた東京の方が何人かいたので新作は用意していたが、それでも若干の空きができてしまい事前に省いていたポスター作品を2点追加。焦ったよ。
FEVERは普通に音楽を聴きにくる客として何度も訪れたことがありイラストを通して関わることになるとは不思議な気持ちだった。個展なのでワンマンと呼んでいいでしょうか。とTwitterに書こうとしてやめる。よくないから。
自分の絵を見てくれる人は20代後半から30代くらいの人が多いのかなと思っていたけどティーンエイジャーの学生たちも結構来てくれて、SNSアクティブ層と個展アクティブ層の違いだと思うけどインスタのアナリティクスも参考にならねえなと思った。
美術系の道に進むことについて色々と質問を受けたが自分は色々なものから逃げ続けた挙句にこれをやっているだけなのでほとんど参考にならなくて申し訳ないと思いながら話していた。私が学生の頃とはまた違った悩みが昨今色々あると思うし…。でも学生さんのことは本当に応援しているのでそこだけ大きな声で言った。
今回は個展目的じゃない人も立ち寄ってくれるのでキャプションも極小にしてメモも冊子にした。メモを読んだ人に「思った以上に色々考えて作ってるんですね…」と言われてなんか笑ってしまった。世の中が複雑すぎるので絵の中はシンプルでいたいとはずっと思っている。
ライブを見に来た人に「今日どんなバンドですか?」と聞くと楽しそうに話してくれるので最高だった。会場前のわくわくがキラキラして見える。毎日客層が異なるのもライブハウスならではで面白かった。あと土地柄なのかわからんが来てくれる人みんなおしゃれでとても眼福だった。
今回の2個展は2003年頃からインターネット上に書いていたメモを題材にしたのだけど、思った以上に「メモサイト」を誰も知らなくて申し訳なかった。かなり局所的なブームだったのかもしれない…。のちに「リアル」という名称になったという話を書いておいたら「私も”リアル”ありました…」というコメントが芳名帳に残っていて「…」に含みを感じて笑った。
○「エモ」をやる○ムラや印刷で再現できない表現など身体的に描くことを楽しむ○シーンを描く練習 等をやりたくて設定したテーマだったので「エモをやる」にあたり個人的な記憶を曝け出したのだけど、久しぶりの個展なこともあってか家族とか小学校からの友達とかまさに私を「ホームページ」の世界に導いた中学の先輩とかが来てくれて、展示の元ネタを一緒に体験している人たちなのでメモを読まれて普通に照れてしまった。
そういう意味でデイリーポータルZの古賀さんや大北さんが来てくれたことはハイライトだった。お二方のブログや記事はインターネット原体験の一つなので…。
2003の方はインターネット上に書いていたメモという前提や挿絵的な機能のイラストゆえうまく伝えられなかった部分もあったと思うけどずっとやりたかったテーマなので自分としてはかなり満足した。
新作(2023)の方はあまりガチガチにテーマを設定しすぎずいつも通りグラデーション作りを楽しんだ。支持体をキャンバスに変更したのが功を奏しかなり楽しく描けた。本当に楽しかったんよ。エアブラシは気持ちがいい。インクの粒がキャンバスに定着していくのを見るのは健康にいい。2012年に購入したコンプレッサーが逝ってしまったがこれからも君を愛すよ。
久しぶりに個展をしてまた色々と描きたい気持ちになったので続けられる限り続けていきたい。そして忙しいのが本当に性に合ってないことを改めて痛感したので今年は少しづつ作品を増やしたい。
何より一番は絵を買ってくれた人たちに「こいつの絵買っといて良かったニャ」と思ってもらえるように今後も何かと頑張っていこうとちゃんと思った。たくさんのご来場ありがとうございました。





